生徒の例(LDタイプ)
山際亮太くんを初めて担当させていただいたのは、彼が中1のときでした。
彼は人間性やコミュニケーション能力には問題がなく、というかむしろ相手のことを思いやる素晴らしい人間性をしていました。
ただし、字を書いたり読んだりするのに大きな問題があり、明確にLDの症状がありました。(診断は受けていないです。)
字を書いているときも、手が震えたり、あるいは字を書いていても水平に書くことができないのでどんどん右下がりになりました。
活字がきちんと見えていないようで、計算や英文を読むというのは非常に困難でした。
小学生の頃はあまり発達凸凹のことを知らない家庭教師や塾の先生に「やる気がない。」「サボっている」と言われて落ち込んでいたようです。
内容的には小学生レベルのことをしているときもあったので、塾とかではそれを他人に見られるのは嫌だったようです。
何度も心が折れそうになっていて、ずっとゲームばかりしているときもありましたが、なんとか学校に通い続けることができました。
現在は、実技の課程が充実している高校に行って、パンを作るコースに行く予定です。
後でわかったことですが、眼科で診断を受けたところ、「ただの乱視以上で目が発達していない。」との診断を受けたそうです。そして1ヶ月以上矯正メガネをつけていたそうです。それでどれくらい改善されたのかわからないのですが、LDの原因として、目の問題は結構あるとは思います。
Speech Bubbleが見られない人のために、以上本文。