イラストAC TAGUCHI様

塩野義でデジタル薬開発中

ADHDの方に対して、コンサータやストラテラを処方するというのは一般的な解決策ですが、特にコンサータに関してはきつい薬であるため、人によっては敬遠する方もいらっしゃるかもしれません。また、お医者さんの側でも上記の薬を出すのに慎重なかたが多いです。

デジタル薬

そこで別の方向からのアプローチとして、デジタル薬というものが開発されています。デジタル薬とは、スマートフォンやタブレット端末のゲームなどを通じて治療するものです。「ゲームで治療できるのか?」「逆にゲーム中毒になるのではないか」と思われる方もいりゃっしゃるとは思いますが、れっきとした治療行為としてアメリカなどで承認されているものです。

2019年頃に塩野義製薬が日本での販売権を取得したという記事があり、その後どうなったのか心配だったのですが、2020年も研究は続いていて臨床試験段階のようです。

この記事にもある通り、臨床試験で有意な結果が出ているようです。少なくとも前に進んでいることがわかり安心です。数年以内に商品化してほしいものですね。

 

薬嫌いの人にとっては新たなオプションになる

薬による治療に抵抗がある方にとってはこの「デジタル薬」による解決はいい代替案(オルタナティブ)になるでしょう。

 

新型コロナワクチン開発の企業

塩野義製薬さんは、ご存知の通り、国内製の新型コロナワクチン開発にも携わっており、今後に期待ができます。