公立?私立?どっちがいいの?

 

公立?私立?

発達凸凹のお子さんの中には支援学校に通われるお子さんも多いのですが、多くのお子さんは一般の学校に通われます。そこで悩まれることとして、「どこの学校がいいのか?」「やっぱり公立よりも私立のほうがいいのか?」という疑問を持たれる方も多いと思われます。

「私立の方がきめ細やかなサービスをしてくれそうなので私立の方がいいのではないか。」とお思いになる方もいらっしゃいます。

結論を申し上げると、「私立が常に公立よりも発達凸凹の人のケアが充実しているか」、と聞かれると「平均するといいとは言えるが、絶対に優れている、とは言えない。」というのが私の感想です。公立もいろんな学校があり同じ市でも学区によってかなり差があります。私立は本当にいろんな学校があります。

 

副担任をおく余裕がある学校

ただ私が言えることとして、クラスに経験がある副担任の先生がいらっしゃる、あるいは学年全体の経験豊かな副担任がいらっしゃるところは発達凸凹の生徒に対してもきちんと対処してくれるところが多いです(経験上)。副担任をおくほどの人的資源の余裕がない学校は担任の先生が発達凸凹の生徒にまで個々のケアができないのが現状です。

それで全てが判断できるわけではないですが、学校が発達凸凹の人にたいしてどれくらいのことをしてくれるか推測することができる目安にはなるでしょう。

もちろん一番大事なのは、お子さんの感想を聞くことでしょう。私学などは学校説明会や体験授業の日を設けているところがあります。そのような場にお子さんが出席されて実際にその学校の雰囲気を体験することが一番いい判断材料です。