発達凸凹の人がパニックになる理由をコンピューターにたとえてみたら、、、
発達凸凹の人の中には状況の変化に弱くて、想定外のことが起こるとパニックになる人がいます。そのとき当事者の側から何が起こっているのかを、コンピューターの機能にたとえてモデリングしてみるとどうなるかというと、、、
定型発達の人の脳をコンピューターに例えると
- メモリに必要なプログラムを展開させるが、データ部分はほとんどメモリに置かずにハードディスクから必要に応じてメモリに呼び出す。
- メモリの全領域を使わずに余裕をもってメモリを使う。
になりますが、
発達凸凹の人の一部の人の脳の働きをコンピューターに例えると
- メモリに必要な基幹部分のプログラムだけでなくデータ部分もすべてメモリに展開してしまう。
- そのためメモリの使用率が常に98%以上とかになっている。(いっぱいいっぱいなので、他人から見たら興奮しているように見える。)
- メモリに展開している部分には、try~catchや例外処理にあたるプログラムがない。
- そのため、想定外の出来事、つまりプログラムに書かれていない出来事が起こったときに、処理ができず、かつメモリがいっぱいなので、ハードディスクからのプログラムの出し入れができずに固まってしまい、そのままクラッシュする。
と言った感じになります。
特性(発達凸凹)の人がよく陥ってしまう行動
・突然の出来事、(本人から見て)想定外の出来事に弱くて、パニックになってしまう。
・自分の知っていることや好きなことのスペックを延々と語り続ける(電車やゲーム)が、こちらに何を伝えたいのかわからない。(メモリのデータばかりを語る)
という行動を取る理由を上記のモデルで結構説明できます。
注:もちろん人間の脳とコンピューターは全く違うものです。人間の脳の機能をコンピューターと同一視しているわけではありません。
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