NHKは発達障害関連の番組が充実
この秋はNHKの発達障害関連の記事が充実
NHKは各メディアの中でも発達障害についての番組が多いです。
特にこの10月~11月は発達障害祭りじゃないか、と思うくらい発達障害についての番組が多い(多かった)です。
ここ最近のNHKの番組では以下の番組がありました。→NHKのサイトです。https://www.nhk.or.jp/kenko/special/hattatsu/sp_1.html
「困りごとのトリセツ」
本日紹介したいのは映像番組ではなく、同じNHKでも、発達障害の当事者あるいは保護者などの体験談などを集めた、「困りごとのトリセツ」
というサイトのページです。
このサイトに
このトリセツは、発達障害のある人が感じやすい「困りごと」を整理・解説し、当事者や周囲の人の体験談を集めたものです。
とあるように、様々なタイプの「困りごと」が整理して書かれています。
- 聴覚過敏
- 視覚過敏
- 味、匂いに対する過敏、偏食
- 感情をコントロールできない
- 忘れ物が多い
- 片付けられない
- 学校での困りごと
- 職場での困りごと
- マルチタスクができない
- こだわり
- コミュニーケーション
- その他
と様々なパターンの困りごとが当事者あるいは保護者などの体験談として書かれています。ほとんどの当事者の方なら「あっ私、全く同じこと体験したことある」ということがあるでしょう。
自分の体験の投稿できる
また、このサイトには投稿フォームがあって、自分の体験談を投稿したり、解決策などを書いたりすることができます。他人の解決策を参考にすることで自分の問題が解決できたり、逆に自分の解決策を他人がシェアすることで他の当事者方の役にたつことがあるかもしれません。
こうやっていろんな解決策をしっておき視野を広げていくことは計り知れない利益をもたらすでしょう。
自分のトリセツを作り、他者に説明する道具として使う
このサイトでは、自分自身の「トリセツ」のフォーマットをPDFで印刷することもできます。(印刷したあとにペンで記入するタイプなので、字を書くのが苦手な人は代筆してもらったほうがいいかもしれませんが・・・)
これで、自分が何に困っているのか、他者にどのような配慮を望んでいるのか記入しましょう。
自分自身の「困りごと」を記入して周囲の人に見せて、周囲の人がその当事者のことを理解する手助けとする目的で使うことができます。
まだまだ発達障害に対する社会の理解は足りないのが現状ですが、この様なプロジェクトを通じて社会の理解が進むことを願っています。また、このような「トリセツ」を受け取った学校関係者や職場の担当者は発達障害の人の困りごとを理解するきっかけとしてほしいです。
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