
イラストAC 楽坊様
フォニックス
英語は発音と綴が異なる言語
英語を学ぶときに初学者がつまずくことの一つとして、英語は発音と綴が違う言語というのがあります。
これに適応できるかどうかはかなり個人差が大きく、すぐに適応できる人から、非常に困る人までいらっしゃいます。
法則性に関するこだわりがある人にや、LDタイプの人の中には非常の混乱するタイプの人がいます。
実はネイティブ自体がこれに混乱している人が多く、ネイティブの人の10%程度はこの問題に関わる困りごと(広い意味でのLD)を持っていると言われています。
これに対する解決策としてフォニックスを取り入れる人もいます。
フォニックスとは
フォニックスとは、スペル(綴り)と発音の関係を学ぶ音声学のことです。
日本語のひらがななどと違い、アルファベットは、単独ではA B C(エイ・ビー・シー)と読むのに、単語の中に入ると発音が変わります。
例えば cat の a は、アとエの間のような音、cake の a は「エイ」、water の a はアとオの間のような音。そして、ea 、ai のように別の文字との組み合わせで発音の種類はさらに増えます。このことが、英単語を読んだり習得するのを難しくする大きな原因です
ちびむすドリル英語 https://happylilac.net/c-phonics.html (2021年6月現在)
とあります。上記の例だと、
アルファベットのAは単独だと(エー)と読むのに、
cat だと アとエの間のような音
cakeだと エイ
waterだと アとオの間のような音
と読みます。
単語を覚えるのではなく、発音のルールから先に覚える
つまり、フォニックスの考えとして、単語よりも先に発音のルールから覚えるということです。
幼稚園や小学校で導入
20年前くらいまでの教育は、とにかく書く教育が主流で、音を学ぶ教育はあまりしてこなかったのですが、現在では幼稚園や小学校を中心に、「まずは音から学ぶ」という形で入ることが多くなってきました。
フォニックスの教材
この分野の第一人者の一人として、松香洋子 さんが挙げられます。これで試してみるのも手です。
また、ちびむすドリル英語にフォニックスのページがあり、これでどんなものか掴むこともできます。
もちろんこれで100%うまくはいかないこともあり、完全LDタイプの人はこれでは英語の綴(スペル)は完全にはマスターできませんでした。でもダメ元でも試してみる価値はあるのではないでしょうか。
英語は結局、ネイティブの発音を聞き続けないと仕方がないですし、いろんな題材(例1 英語リスニング)(例2 メタルギアソリッド)があるのですが、そこで行くまでに挫折する人もいらっしゃいます。一つ目のハードルとして、この英語の綴りの問題があるのですが、フォニックスを学ぶというのは一つの解決策と言えます。